福島工業高等専門学校(福島高専・ふくしまこうせん)
いわき市平上荒川に位置する国立の5年制工業専門教育機関。機械工学科・電気電子工学科・電子・情報システム工学科・化学・バイオ工学科・建設環境工学科の5学科を設置し、中学卒業後から一貫した工学教育を行う高等専門学校(高専)である。1963年(昭和38年)設立で、独立行政法人国立高等専門学校機構が設置・運営する国立高専として、福島県の工業技術者育成の中核を担っている。略称は「福島高専(ふくしまこうせん)」。**偏差値(専門サイト参照)**程度(学科によって異なる)で、高校入試の中では比較的高い水準の学力が求められる。
この記事でわかること
- 福島高専の偏差値は専門サイト参照と高専制度の仕組み
- 5学科(機械・電気・電子情報・化学バイオ・建設環境)の特色
- 高専卒業後の進路(就職・大学編入)
- 1963年設立からの歴史
- 入試情報(推薦・学力検査の両方)
1. 基本データ一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 福島工業高等専門学校 |
| 略称 | 福島高専 |
| 所在地 | 福島県いわき市平上荒川字長尾30番地 |
| 最寄り駅 | JRいわき駅よりバス |
| 設置者 | 独立行政法人国立高等専門学校機構(国立) |
| 学校種別 | 国立 |
| 共学・別学 | 共学 |
| 課程 | 5年制(本科)、2年制(専攻科) |
| 学科 | 機械工学科・電気電子工学科・電子・情報システム工学科・化学・バイオ工学科・建設環境工学科 |
| 偏差値 | 50〜56(学科による) |
| 創立年 | 1963年(昭和38年) |
| 公式サイト | https://www.fukushima-nct.ac.jp/ |
2. 高専とは何か
高等専門学校(高専)は中学卒業後に入学し、5年間(専攻科は2年間追加可能)で高度な工業技術を習得する教育機関である。通常の高校+大学(4年)相当の実践的な専門教育が5年に凝縮されており、卒業後は「準学士」の学位が与えられる。
高専の主なメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 早期専門教育 | 15歳から工学の専門教育が受けられる |
| 就職の強さ | 大手製造業・IT企業への就職率が高い |
| 大学編入 | 大学3年次への編入制度(高専卒業後) |
| 少人数教育 | 学科40名程度の少人数で密度の高い教育 |
| 実習重視 | 座学と実習のバランスが取れたカリキュラム |
高専入試の特徴
通常の高校入試と異なり、推薦選抜(1月〜2月頃)と学力検査選抜(2〜3月頃)の2種類がある。推薦では内申基準は都道府県教育委員会・各校公式サイト参照。
3. 偏差値・難易度
偏差値は目安です。 正確な最新値はみんなの高校情報等の専門サイトでご確認ください。
主要ソース比較
| 情報源 | 偏差値(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| みんなの高校情報(参考) | 公式サイト参照 | 機械工学科 |
| 高校偏差値ランキング(参考) | 公式サイト参照 | 学科により異なる |
| 総合目安 | 50〜56 | 複数ソース参照 |
学科別難易度の目安
| 学科 | 偏差値目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 機械工学科 | 公式サイト参照 | 最も規模が大きく人気の高い学科 |
| 電気電子工学科 | 公式サイト参照 | 電力・電子系 |
| 電子・情報システム工学科 | 公式サイト参照 | IT・情報系 |
| 化学・バイオ工学科 | 公式サイト参照 | 化学・バイオ系 |
| 建設環境工学科 | 公式サイト参照 | 建設・インフラ系 |
難易度の目安
- **内申基準は都道府県教育委員会・各校公式サイト参照
- 学力検査: 5教科で高得点が必要
- 競争率: 例年1.2〜2.0倍程度
高専の入試は通常の公立高校より難易度が高い場合が多く、特に数学・理科・英語の学力が重視される傾向がある。
4. 各学科の特色
機械工学科
ものづくりの基礎となる機械設計・加工・制御に関する専門教育を行う。CAD/CAM技術・ロボット工学・材料力学など幅広い分野を5年かけて深く学ぶ。
- CNC工作機械・3Dプリンター等の最新設備
- ロボット制作・競技大会への参加
- 機械系資格取得対策(機械検査・溶接等)
- 卒業研究による専門的な技術開発
電気電子工学科
電力システム・電子回路・電気機器に関する専門教育を行う学科。再生可能エネルギー・スマートグリッドなど最新の電気工学分野も学ぶ。
- 電気系国家資格取得対策(第一種・第二種電気工事士等)
- パワーエレクトロニクスの基礎から応用
- 電力系実験・電気機器実習
電子・情報システム工学科
コンピュータシステム・情報通信・組み込みシステムなどIT分野の専門教育を行う。プログラミングからシステム設計まで一貫して学ぶことができる。
- プログラミング(C言語・Python・Java等)
- ネットワーク・セキュリティの基礎
- 組み込みシステム・IoT技術
- 情報処理技術者試験対策
化学・バイオ工学科
化学工学・バイオテクノロジー・環境化学を学ぶ独自性の高い学科。食品・医薬品・化学工業分野への就職・進学に有利。
- 有機化学・無機化学・分析化学の実験
- バイオテクノロジーの実験(DNA実験等)
- 環境化学・水質分析
- 危険物取扱者・毒物劇物取扱責任者等の資格
建設環境工学科
道路・橋梁・河川・都市インフラの設計・施工管理に関する専門教育を行う。測量・CAD製図・構造力学の基礎から実践まで学ぶ。
- 測量実習(測量士補資格取得を視野に)
- 構造設計・CAD製図実習
- 環境・防災に関する知識
- 公務員技術職・建設コンサルタントへの進路
5. 進路(就職・大学編入)
高専の卒業生は「即戦力の工学技術者」として大手企業から高い評価を受けており、就職希望者は極めて高い就職率を誇る。
主な就職先
- 大手製造業(自動車・電機・化学等)
- 電力・エネルギー関連企業
- IT・情報通信企業
- 建設・インフラ企業
- 公務員技術職(県・市等)
大学編入(高専→大学3年次)
高専卒業後、大学3年次へ編入する制度がある。東北大学・東北工業大学・芝浦工業大学などへの編入実績がある。
| 編入区分 | 主な編入先 |
|---|---|
| 国立大学工学部 | 東北大学・東京工業大学等 |
| 地方国立大学 | 福島大学・山形大学・岩手大学等 |
| 私立大学工学部 | 東北工業大学等 |
6. 部活動・学生活動
| 分野 | 主な部活動 |
|---|---|
| 文化系 | ロボット研究部、コンピュータ部、写真部 |
| 運動系 | 野球部、サッカー部、バスケットボール部、陸上部、バレーボール部 |
| 技術系 | ロボコン部(高専ロボットコンテスト参加)、プログラミング研究部 |
高専ロボットコンテスト(NHK主催の全国高専ロボコン大会)への参加は高専の代名詞的活動であり、福島高専でも参加実績がある。
7. 入試情報
推薦選抜
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施時期 | 1〜2月頃 |
| 対象 | 中学3年生 |
| 選考内容 | 内申点・面接・適性検査(学科により異なる) |
| 募集定員 | 各学科の約50%程度 |
学力検査選抜
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施時期 | 2〜3月頃(通常の高校入試と同時期) |
| 試験科目 | 数学・理科・英語・国語・社会 |
| 選考内容 | 学力検査(5教科)+調査書 |
| 募集定員 | 各学科の残りの定員 |
受験準備のポイント
- 特に数学・理科・英語の学力が重視される
- 推薦では内申基準は都道府県教育委員会・各校公式サイト参照
- 高専の特性(5年制・実践的専門教育)を理解して志望動機を明確にする
- 学科ごとの特色を研究して希望学科を選定する
8. 沿革
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1963年 | 福島工業高等専門学校として創立 |
| 1965年 | 最初の卒業生を輩出 |
| 2004年 | 独立行政法人国立高等専門学校機構の設置に伴い移管 |
| 現在 | 5学科体制で福島県の工業技術者育成を担う |
9. 施設・アクセス
アクセス
| 交通手段 | 詳細 |
|---|---|
| JRいわき駅 | バス利用 |
| 自転車 | 市内在住学生は自転車通学 |
主な施設
| 施設 | 詳細 |
|---|---|
| 機械実習棟 | CNC機械・旋盤・3Dプリンター等 |
| 化学実験棟 | 分析機器・バイオ実験設備 |
| 電気・電子実習室 | 電気機器・電子回路実習 |
| コンピュータ室 | プログラミング・情報処理実習 |
| 測量実習場 | 建設環境工学科の測量実習 |
| 寮 | 遠方学生用の学生寮が整備 |
| 図書館 | 工学専門書を中心とした充実した蔵書 |
10. 学費
国立高専のため、私立高校に比べて学費が低廉である。
| 項目 | 金額(目安) |
|---|---|
| 授業料 | 公式サイト参照 |
| 入学料 | 84,600円(国立高専標準) |
| 諸経費 | 別途 |
| 寮費(希望者) | 別途 |
※国立学校の授業料・入学料は文部科学省告示により定められているが、変更される場合があります。就学支援金制度の対象となる場合があります。
11. よくある質問(FAQ)
Q. 高専と普通高校の一番の違いは何ですか? A. 高専は5年制で、中学卒業後から工学の専門教育を受ける機関です。普通高校は3年制で大学進学が主な目的ですが、高専は卒業後に就職(大手企業への高い評価)または大学3年次への編入が選択できます。特に理工系の進路を明確に持つ生徒に向いています。
Q. 大学に進学したい場合はどうすればよいですか? A. 高専卒業後に大学3年次への編入試験を受ける「高専→大学編入」ルートがあります。東北大学・東京工業大学などの難関国立大学への編入実績もある高専があります。また、専攻科(2年制)に進学して大学と同等の「学士」学位を取得する方法もあります。
Q. 女子学生は少ないですか? A. 工業系の学科が中心のため女子学生の割合は低いですが、化学・バイオ工学科や建設環境工学科では女子学生の比率が比較的高い傾向があります。近年は工学分野での女子学生増加を目指した取り組みも行われています。
Q. 寮はありますか? A. 遠方から通学する学生のために学生寮が整備されています。福島県内外から多くの学生が在籍しているため、寮生活を通じた交流が盛んです。
Q. ロボコンとは何ですか? A. NHKが主催する全国高等専門学校ロボットコンテスト(略称:高専ロボコン)のことです。毎年テーマが変わるロボット競技に各高専チームが挑む全国大会で、高専生の技術力・創造性を競う場として知られています。全国放送されるため、高専の知名度向上にも貢献しています。
12. 公式・関連リンク
| リンク | URL |
|---|---|
| 公式サイト | https://www.fukushima-nct.ac.jp/ |
| Wikipedia | https://ja.wikipedia.org/wiki/福島工業高等専門学校 |
| 国立高等専門学校機構 | https://www.kosen-k.go.jp/ |