長野県上伊那農業高等学校(上農・かみのう)
長野県上伊那郡南箕輪村に位置する公立の専門高校(農業系)。通称「上農(かみのう)」。1910年(明治43年)創立。南箕輪村のほぼ中央に広大な校地を構え、農業科学科・生物科学科・緑地創造科・食品科学科の4科で専門教育を行っている。農業・園芸・食品・緑地の分野で即戦力となる専門知識と技術を育て、就農・農業系大学・食品企業への進路を支援する。上伊那エリアの農業教育の拠点として100年以上の歴史を持つ学校。
この記事でわかること
- 上伊那農業高校の各学科と偏差値レンジ
- 農業・食品・緑地分野での進路実績
- 100年を超える伝統と地域農業への貢献
1. 基本データ一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 長野県上伊那農業高等学校 |
| 略称 | 上農(かみのう) |
| 所在地 | 長野県上伊那郡南箕輪村8614番地 |
| 最寄り駅 | JR飯田線 北殿駅 徒歩約15分 |
| 設置者 | 長野県 |
| 学校種別 | 公立 |
| 共学・別学 | 共学 |
| 課程 | 全日制 |
| 学科 | 農業科学科・生物科学科・緑地創造科・食品科学科 |
| 偏差値 | 43〜50(学科による) |
| 創立年 | 1910年(明治43年) |
| 公式サイト | https://www.kamiina-ag.ed.jp/ |
2. 偏差値・難易度
偏差値は目安です。 正確な最新値はみんなの高校情報等の専門サイトでご確認ください。
学科別偏差値(参考値)
| 学科 | 偏差値(目安) |
|---|---|
| 農業科学科 | 公式サイト参照 |
| 生物科学科 | 公式サイト参照 |
| 緑地創造科 | 公式サイト参照 |
| 食品科学科 | 公式サイト参照 |
農業系専門高校として、偏差値は普通科進学校より低めだが、専門資格の取得・就農・農業系大学進学など専門性の高い進路を目指す生徒が集まる。長野県の農業高校の中では歴史と実績を持つ学校として知られており、農業系の国家資格取得に向けた授業の充実度は高い。
入試の特徴
農業系専門高校の入試では、学力検査に加えて面接が重視される傾向がある。農業・食品・自然環境に興味・関心を持つ生徒を幅広く受け入れる方針で、多様な生徒が在籍している。
3. 学校の特色・教育方針
4学科の専門教育
農業科学科: 作物・野菜・果樹・花卉などの栽培技術を中心に学ぶ。実習農場での実際の農作業を通して、農業の基礎から応用まで習得する。農業法人への就職や農業大学校・農学部への進学を目指す生徒が多い。
生物科学科: 生物に関する科学的な知識・技術を学ぶ学科。動物科学・植物バイオなどの分野をカバーし、農学系大学・環境系大学への進学につながる学習内容が充実している。
緑地創造科: 造園・ランドスケープデザイン・環境緑化に関する技術を学ぶ。造園技能士の資格取得を目指すカリキュラムが組まれており、造園業・建設業への就職や大学進学に対応している。
食品科学科: 食品製造・加工・品質管理に関する知識と技術を習得。食品製造実習で実際に食品を製造する体験を積み、食品メーカー・農産物加工企業への就職につなげる。食品衛生の資格取得も支援している。
農業クラブ活動
長野県内農業高校の中でも「農業クラブ(FFA)」活動が活発。意見発表・プロジェクト発表・農業鑑定競技など様々な大会に参加し、全国大会入賞実績も持つ。農業クラブを通じて農業への専門的な関心と探究心を育てる教育が実践されている。
農場実習の充実
南箕輪村の広大な校地内に実習農場・温室・果樹園・家畜飼育施設などを整備。実習授業の時間数が多く、「教室で学んだことを農場で実践する」サイクルが身についた農業のプロが育つ環境がある。地元農家や農業法人との連携実習も行われており、現場感覚を早期から養える。
4. 進路実績
近年の主な進路先(参考値)
| 進路先 | 内容 |
|---|---|
| 就職(農業・食品・造園系) | 農業法人・食品メーカー・造園会社など |
| 農業大学校 | 長野県農業大学校など県内外の農業系高等教育機関 |
| 4年制大学(農学部等) | 信州大学農学部・東京農業大学など |
| 専門学校 | 食品・動物・環境系の専門学校 |
農業系専門高校の進路は就職と進学がほぼ半々程度。地元上伊那の農業法人や食品企業への就職が多く、農業大学校・農学部への進学者も安定して輩出している。近年は農業のスマート化・6次産業化のニーズを受け、農業系大学進学者が増加傾向にある。
5. 部活動
主要部活動
| 部活名 | 特色 |
|---|---|
| 農業クラブ(FFA) | 農業鑑定・意見発表・プロジェクト発表など競技会参加 |
| 野球部 | 上伊那地区大会出場 |
| サッカー部 | 地区大会参加 |
| バレーボール部 | 県大会出場実績 |
| 陸上競技部 | 県高校総体参加 |
| 吹奏楽部 | 地域行事・コンクールに参加 |
農業クラブ(FFA=Future Farmers of America にちなんだ農業高校生の組織)の活動が特に盛んで、全国大会・県大会での競技を通じて農業への専門知識を深める生徒が多い。
6. 入試情報
2026年度入試概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入試区分 | 前期選抜(推薦・特色)・後期選抜(学力検査) |
| 試験科目 | 国語・数学・英語・社会・理科(後期選抜)、面接 |
| 試験日程 | 3月上旬(長野県統一日程) |
| 合格発表 | 3月中旬 |
農業系専門高校への入学では、農業・自然・食品・環境への関心・意欲が重視される傾向がある。学力検査に加えて面接が行われ、志望動機や将来の進路希望について問われる。
7. 沿革
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1910年(明治43年) | 創立 |
| 1940年代 | 戦時の農業人材育成に貢献 |
| 1960年代 | 現代的な農業教育体制へ移行 |
| 1980年代 | 学科再編・現行の4学科体制に近い形が整う |
| 2000年代 | 農業クラブ活動の全国大会出場・地域連携強化 |
| 2010年代 | 農業のスマート化・6次産業化に対応した教育内容の導入 |
| 2020年代 | GIGAスクール対応・ICT農業の授業展開 |
8. 施設・アクセス
校内施設
| 施設名 | 特徴 |
|---|---|
| 実習農場 | 広大な農地での栽培実習 |
| 温室・ハウス | 野菜・花卉の周年栽培実習 |
| 食品加工実習室 | 食品科学科の加工実習に使用 |
| 緑地実習施設 | 造園・園芸の実習スペース |
| 図書館・体育館 | 学習・運動に対応 |
アクセス
| 手段 | 詳細 |
|---|---|
| JR飯田線 | 北殿駅 徒歩約15分 |
| バス | 伊那市・箕輪町方面からのスクールバス |
| 自転車 | 南箕輪村・箕輪町からは自転車通学可能 |
9. 学費
| 費目 | 金額(年額・目安) |
|---|---|
| 授業料 | 公式サイト参照 |
| 実習材料費等 | 約30,000〜60,000円 |
| 農業クラブ費 | 約5,000〜10,000円 |
| PTA会費 | 約5,000〜10,000円 |
| 合計目安 | 約16〜20万円/年 |
10. よくある質問(FAQ)
Q1. 農業に興味があるけれど普通科と迷っています。どちらを選ぶべきですか? A. 農業・食品・緑地・生物に明確な興味があるなら上農がおすすめです。 専門的な知識と技術を早期に習得でき、農業系大学・就農・食品企業への道が開けます。普通科的な幅広い科目を学びたい場合は普通科校が適しています。
Q2. 農業高校から大学進学はできますか? A. はい、可能です。 信州大学農学部・東京農業大学など農学系の大学への進学実績があります。農業系の推薦入試(学校推薦型選抜)を活用するルートが多く、在学中の成績・農業クラブ活動の実績が評価されます。
Q3. 上農ではどのような資格が取れますか? A. 学科によって異なりますが、農業技術検定・食品衛生責任者・造園技能士(学科試験免除等の特例あり)などが取得を目指せます。
Q4. 農場での実習は大変ですか? A. 農場実習は体力的にも充実感があります。 早朝や気候に関わらず実習が行われることもありますが、農業の本質を肌で感じられる貴重な経験として多くの生徒が誇りを持っています。
Q5. 食品科学科でどんな食品を作りますか? A. 長野県の農産物を活用した味噌・ジャム・ジュース・豆腐などの加工食品を製造します。学校祭での販売実習も行われており、生徒が自分の作った食品を販売する体験ができます。
11. 公式・関連リンク
| 名称 | URL |
|---|---|
| 長野県上伊那農業高等学校 公式サイト | https://www.kamiina-ag.ed.jp/ |
| 長野県教育委員会 | https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/ |
| みんなの高校情報 | https://www.minkou.jp/hischool/school/ |