東京都立日比谷高等学校(日比谷高校・ひびや)
東京都千代田区永田町に位置する都立の共学校。1878年(明治11年)、「東京府立第一中学校」として創立した。略称は「日比谷(ひびや)」。偏差値(専門サイト参照)で都立高校内No.1、全国公立高校でも最難関クラス。2025年度大学入試では東京大学現役合格65名 — 公立高校として10年以上連続で全国1位という圧倒的実績。都立復活の象徴として、1990年代の低迷期を経て2010年代以降に劇的な復活を遂げた。石原裕次郎・三島由紀夫などの著名卒業生は日本の文化史に名を刻む。学費の安さ(都立)と超高い進学実績が両立する「コスパ最強の東京の高校」として全国から注目を集める。
この記事でわかること
- 日比谷の偏差値は専門サイト参照と都立高校・全国での位置
- 2025年度進学実績(東大現役65名・公立10年超連続全国1位)
- 1878年創立から150年近い沿革と「都立復活」の歴史
- 東京都「進学指導重点校」指定の内容
- 石原裕次郎・三島由紀夫・加藤高明ら著名卒業生
- 入試情報(募集定員・倍率・内申点の重み)
- 開成・麻布・西高校との徹底比較
1. 基本データ一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京都立日比谷高等学校 |
| 略称 | 日比谷(ひびや) |
| 所在地 | 東京都千代田区永田町二丁目16番1号 |
| 最寄り駅 | 東京メトロ丸ノ内線・銀座線 赤坂見附駅 徒歩5分、東京メトロ有楽町線 麹町駅 徒歩5分 |
| 設置者 | 東京都 |
| 学校種別 | 公立(都立) |
| 共学・別学 | 共学 |
| 課程 | 全日制普通科 |
| 偏差値 | 公式サイト参照 |
| 創立年 | 1878年(明治11年) |
| 指定 | 東京都進学指導重点校 |
| 公式サイト | https://www.metro.ed.jp/hibiya-h/ |
2. 偏差値・難易度
偏差値は目安です。 正確な最新値はみんなの高校情報等の専門サイトでご確認ください。
主要3ソース比較
| 情報源 | 偏差値 | 備考 |
|---|---|---|
| みんなの高校情報 | 公式サイト参照 | 都立高校内1位 |
| じゅけラボ予備校 | 公式サイト参照 | 公立全国最難関クラス |
| 翔栄学院 | 公式サイト参照 | 都立最高水準 |
| 本サイト採用レンジ | 73 | 3ソース一致・2026年度 |
東京都内ランキング(高校偏差値・都立のみ)
| 順位 | 都立高校名 | 偏差値 | 所在地 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 日比谷 | 73 | 千代田区 |
| 2位 | 西 | 公式サイト参照 | 杉並区 |
| 3位 | 国立 | 公式サイト参照 | 国立市 |
| 4位 | 戸山 | 公式サイト参照 | 新宿区 |
| 5位 | 青山 | 公式サイト参照 | 渋谷区 |
3. 大学進学実績
2025年度 主要大学合格者数
| 大学 | 合格者数(現役) | 備考 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 65名(現役) | 公立高校10年超連続全国1位 |
| 京都大学 | — | — |
| 一橋大学 | — | — |
| 早稲田大学 | — | — |
| 慶應義塾大学 | — | — |
出典: 都立高のトリセツ(2025年)、インターエデュ(2025年)
東大現役合格者数の推移(参考)
※進学実績は各校公式サイト・学校案内でご確認ください。
| 年度 | 東大現役合格 | 備考 |
|---|---|---|
| 2025年 | 65名(21.0%) | 過去最高水準。卒業生の約5人に1人 |
| 2024年 | 公式サイト参照 | — |
| 2023年 | 公式サイト参照 | — |
公立高校として10年以上連続で東大合格者数全国1位を継続。「都立復活」を象徴する数字。
4. 入試情報
高校入試概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集定員 | 公式発表参照 |
| 試験日 | 毎年2月21日前後(都立入試) |
| 科目 | 英語・数学・国語・理科・社会の5教科 |
| 倍率 | 公式発表参照 |
| **内申基準は都道府県教育委員会・各校公式サイト参照 | |
| 自校作成問題 | 英語・数学・国語に自校作成問題あり |
自校作成問題の難易度
日比谷は都立高の中で「自校作成問題」を採用する特定校の一つ。英数国の問題が通常の都立共通問題より格段に高難度。一般的に英検準2〜2級水準の英語力、高い思考力・記述力が必要。
5. 校風・教育方針
東京都「進学指導重点校」
2003年指定。東京都が選定した進学指導重点校7校(日比谷・西・国立・戸山・青山・八王子東・立川)の筆頭として、大学進学実績向上のための特別な指導体制が整う。
「個の尊重」と自由な校風
「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間を育成し、普遍的にして個性豊かな文化の創造をめざす」という教育理念のもと、個性・自主性を尊重する校風。
都立復活の歴史
1970年代まで東大合格者数全国1位を誇っていた日比谷は、1967年の学校群制度導入で一時低迷。しかし1994年の学区制撤廃→1997年の単独選抜復活→2003年「進学指導重点校」指定を経て、2010年代以降に劇的な復活を遂げた。
6. 学科・カリキュラム
| 学年 | 主な内容 |
|---|---|
| 高校1年 | 全員共通の基礎固め。文理選択前の幅広い教育 |
| 高校2年 | 文系・理系クラス分け。難関大受験対策本格化 |
| 高校3年 | 志望大学別演習・過去問対策・個別指導 |
7. 部活動
| 部活名 | 主な実績 |
|---|---|
| ラグビー部 | 都大会上位 |
| 水泳部 | インターハイ出場 |
| 硬式野球部 | 都大会ベスト16程度 |
| 弦楽合奏部 | 都コンクール参加 |
| 鉄道研究部 | 活発な文化系活動 |
| 英語ディベート部 | 全国大会出場 |
8. 学校行事
| 時期 | 行事名 | 特色 |
|---|---|---|
| 5月 | 日比谷公園マラソン | 近隣の日比谷公園でのマラソン大会 |
| 6〜7月 | 修学旅行(2年) | 国内・海外 |
| 9月 | 日比谷祭(文化祭) | 一般公開。活発な展示・発表 |
| 10月 | 体育祭 | クラス対抗 |
| 2月 | 卒業生を送る会 | 3年生の節目 |
9. 沿革
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1878年(明治11年) | 「東京府立第一中学校」として創立 |
| 1929年 | 「東京府立第一中学校」から「東京都立日比谷高等学校」に改称 |
| 1949年 | 新制高等学校として発足。男女共学化 |
| 1960年代 | 東大合格者数全国1位を長年にわたり維持 |
| 1967年 | 東京都の学校群制度導入。競争入試廃止 → 実績が低迷 |
| 1994年 | 学区制廃止 |
| 1997年 | 単独選抜制度復活 |
| 2003年 | 東京都「進学指導重点校」に指定。復活の転機 |
| 2010年代 | 東大現役合格者数が急増。公立全国1位を奪回 |
| 2025年 | 東大現役65名合格。過去最高水準 |
10. 著名な卒業生
文学・芸術
| 氏名 | 分野 | 主な業績 |
|---|---|---|
| 三島由紀夫 | 文学 | 戦後最大の文豪。「仮面の告白」「金閣寺」「豊饒の海」。ノーベル文学賞候補 |
| 石原慎太郎 | 文学・政治 | 芥川賞作家「太陽の季節」、元東京都知事、元衆議院議員 |
| 石原裕次郎 | 俳優・歌手 | 日活映画の黄金スター。石原プロモーション創業(石原慎太郎の弟) |
| 倉本聰 | 脚本家 | 「北の国から」「前略おふくろ様」等の名作脚本 |
政治・行政
| 氏名 | 分野 | 主な業績 |
|---|---|---|
| 加藤高明 | 政治 | 第24代内閣総理大臣(1924〜1926年在任) |
| 永野護 | 政治 | 元通商産業大臣 |
科学・技術
| 氏名 | 分野 | 主な業績 |
|---|---|---|
| — | — | 各分野の研究者・技術者を多数輩出(詳細はWikipedia参照) |
11. 校歌・校章
校章
日比谷高校の校章は、校名の「日」の字をモチーフとしたデザイン(詳細は公式サイト参照)。
校歌
「永田町の丘」「日比谷の名」などを謳う格調ある校歌。詳細は著作権配慮のため要約のみ。
12. 施設・キャンパス
| 施設 | 内容 |
|---|---|
| 校舎 | 千代田区永田町。首相官邸・国会議事堂至近の好立地 |
| 体育館 | 各種競技に対応 |
| グラウンド | 球技・陸上に対応 |
| 図書館 | 豊富な学術資料・蔵書 |
| 食堂 | 学内カフェテリア |
13. アクセス・通学
| 手段 | 所要時間 | 詳細 |
|---|---|---|
| 東京メトロ丸ノ内線・銀座線 | 赤坂見附駅 徒歩5分 | 新宿・渋谷・銀座方面から直通 |
| 東京メトロ有楽町線 | 麹町駅 徒歩5分 | 永田町から1駅 |
| 東京メトロ半蔵門線 | 半蔵門駅 徒歩10分 | — |
通学区域: 都内全域(学区制撤廃済み)
14. 学費・諸経費
都立高校のため、私立と比較して大幅に低コスト。
| 費目 | 金額(年額・目安) |
|---|---|
| 授業料 | 公式サイト参照 |
| その他(教材・学校徴収金等) | 公式サイト参照 |
| 合計目安 | 約17万円/年 |
東京都就学支援制度の対象(所得制限あり)。詳細は公式サイト参照。
15. 制服・校則
制服: 制服なし(私服登校)。ただし常識的な服装を求める。 校則: 自主・自律を重んじる校風で、細かな校則より生徒の判断力を育てる方針。 スマートフォン: 持参可(学習外での使用は制限あり)
16. 同レベル校との比較
| 項目 | 日比谷(都立) | 開成(私立) | 西(都立) | 国立(都立) |
|---|---|---|---|---|
| 偏差値 | 73 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 | 公式サイト参照 |
| 種別 | 都立共学 | 私立男子 | 都立共学 | 都立共学 |
| 東大2025 | 65名(現役) | 公式サイト参照 | — | — |
| 学費/年 | 約17万(都立) | 約68万 | 約17万 | 約17万 |
| 自校問題 | ○ | — | ○ | ○ |
17. よくある質問(FAQ)
Q1. 日比谷高校に入るには内申点が重要ですか? A. 非常に重要。 東京都立入試では内申基準は都道府県教育委員会・各校公式サイト参照。5教科の評定をオール5に近づけることが合格への近道です。
Q2. 偏差値は専門サイト参照は公立高校の中でどれくらいの難易度ですか? A. 公立高校で全国最難関クラス。私立の開成(78)・麻布(72)と比較しても遜色ない実力校です。
Q3. 東大現役合格65名(2025年)は公立で何位ですか? A. 公立高校で10年以上連続1位。全体(私立含む)では開成・筑駒・麻布等の私立に次ぐ位置ですが、「公立でこれだけ合格できる」は大きな価値があります。
Q4. 三島由紀夫が卒業生とは本当ですか? A. はい。 三島由紀夫(本名:平岡公威)は1944年に第一高等学校(旧制)を卒業後、東大に進学しました。日比谷の旧制前身(府立一中)での教育を受けています。
Q5. 学費は安いですか? A. 非常に安い。 都立高校のため年間約17万円程度(授業料+教材費等)。私立最難関校(約68万円)の1/4程度のコストで同等以上の進学実績を誇ります。
Q6. 制服はありますか? A. ありません。 日比谷は私服登校です。個性・自主性を重んじる校風の象徴でもあります。
Q7. 「都立復活」とはどういう意味ですか? A. 1967年の学校群制度導入で低迷した都立高の実績が、2003年の「進学指導重点校」指定以降に劇的に回復したことを指します。日比谷は都立復活の象徴的存在。
Q8. SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定はありますか? A. 「進学指導重点校」指定を受けており、理数教育も充実していますが、SSH指定については公式サイトをご確認ください。